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薬膳療庵:新山崎物語り

本来のアトピー

暴飲暴食をしたら肌が荒れる。荒れた所から、ウイルスや雑菌が入り込まないように、免疫リンパ球監視役、ランゲルハンス細胞やヘルパーT2細胞が、免疫リンパ球B細胞に指令を出す。理屈ではそうだが、なかなかここらへんの話は奥が深い。免疫白血球は、普通で4500~10500くらいか、本来は、疫病から身を守る。疫病、すなわち、ウイルスや雑菌、

 荒れたところは、風が吹いただけで痒みが発生、風が吹かなくても、火照ったり温かくなると、とてつもなく痒くなる。ここらが蕁麻疹との違いか、よって爪で引っ掻く。引っ掻いた所から、滲出液が出て来る。これが、不完全燃焼などの蛋白質や糖や脂肪で、上手く分解できなかったアミノ酸などは、体の細胞は欲しくないから、荒れた肌の薄いところから出すよう、B細胞が指示をする。この滲出液を餌にするものが、実は重要な意味を持っている。

 黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌である。殆どの汁は、黄色であるように、これらは、耳の中や鼻の中でひっそりと生活をしている、実に弱い菌では有るが、これは、角質付近で、72時間ごとに繁殖する。尚分裂速度は1時間ごとと言う速さのものもいる。時に皮膚の奥深くに入る場合があるがそれはステロイドのところで、異物なので、これがダニなどと同じ免疫反応が起こる。当然の様に、ここでIgE抗体が増えるよう、B細胞が、ヒスタミンを出すよう、マクロファージに指示をする。痒みの本当の犯人は、これであると私は思う。実際顕微鏡で見ると、ウジャウジャいるのではないだろうか?無論、黄色ブドウ球菌等だけではないが、アクネ菌なども、その一部だろう。

 謎の浸出液が出なければ、痒みの根源が無いのだから、だが実はこれが、黄色ブドウ球菌達の絶好の餌である。これさえ止まれば、菌は有る意味繁殖はしないのだが、庭に砂糖を撒けば、蟻の大群がやってくる。掻き続ければ、今度は炎症炎症の原因、それにアラキドン酸等も、これは、酸化したωー3不飽和脂肪酸である。コンビニや、お弁当などのから揚げの油、サラダ油である。介在善玉皮膚細菌の最も好む、ωー6不飽和脂肪酸とは縁が無い。

次は、どうすれば治す道筋に近づけるのか、、、









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